ストレス太りというのは、実際にあります。よくある実験ですが、性別が同じ2匹のマウスに、量も内容もまったく同じ食事をさせ、室温などの環境も同じにします。ただ違うのは片方のマウスを、時々針でつついて外的ストレスを与えることだけ。食事のメニューも量も一緒なのに、ストレスを与えたほうはどんどん太っていきます。同じ摂取をしていても、ストレスがあると太っていく。この実験から、ストレス太りがありえることがわかると思います。ストレスを与えられる、外的なイヤな刺激を与えられると、何か危機が起きるんじゃないかという錯覚を体が起こすわけです。それに備えて、エネルギーを蓄積しなきゃいけないという防衛反応が働き、大地震に備えて、食糧を備蓄するように、エネルギーを無駄に使うのをやめようとする。とりあえず、蓄積しよう、蓄積しようとなってくる。だから過剰なストレスを与えると、太っていくわけです。ストレスがあると、人間がもともと持っている通常の反応を起こさなくなってしまいます。本来、反応すべきことに反応しなくなるから、体に支障をきたし、それによって、いろいろな病気が出てくるわけです。ストレスが解消されれば、体は通常の反応ができるようになります。だから、ストレスをためない毎日を過ごしたほうがいいのですが、そうしよう、そうしようというのがストレスになってしまってはいけないわけで。ここが、ちょっと難しいところなんですけど。運動をすることにも、ストレスを感じてほしくないと思います。運動をした効果がプラスマイナスゼロになっちゃったら困りますから。有酸素運動をするのでも、これをしなきゃいけない、あれをしなきゃいけないって思わないようにしましょう。自分の好きなもの、楽しみながらできるものからやっていけば、それでいいんです。