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欧米人はなぜタコを食べないのだろうか?

欧米人がタコを「デビルフィッシュ」といって嫌うというのは、よく聞く話だ。日本料理に慣れて、スシやサシミを食べられるようになった人でも、「デビルフィッシュだけは食べられない」といっていたりする。イタリア料理やスペイン料理など、南欧の料理には、タコがふんだんに使われているが、西欧人やアメリカ人やオーストラリア人などはタコを食べない。どうして南欧以外の欧米人は、タコを食べないのだろうか?まず、南欧の人々がタコを食べる理由だが、地中海はタコやイカが豊富な地域。地中海沿岸の南欧の人々にとって、タコやイカは昔から重要な漁獲対象物であり、料理にもふんだんに使われていたため。はるか古代ギリシアでは、タコが吸盤で岩にはりつき、とろうとしてもなかなかとれないことや、周囲の環境に合わせて体の色を変化させる習性などから、すぐれた適応能力をもつ知恵ある動物と考えられていた。また、タコの腕や吸盤から、好色なもの、とみなされてはいたが、だからといって、後世のように、悪魔的なマイナス・イメージで捉えられることはなかった。だが、キリスト教の時代になると、価値観の転換から、同じタコの習性について、イメージが百八十度転換した。タコが体の色を変化させて、自分を岩に見せかけ、近づいてきた魚を食べる習性が、正直者をだます悪魔、裏切り者のイメージで捉えられるようになったのである。それでも、地中海地方の人々は、昔からの食材であるタコを食べ、親しみをもっていたが、ヨーロッパでもイギリス近海あたりになると、タコはあまりとれない。そのため、アングロ・サクソン系の人々は、タコはあまり食べておらず、親しみをもっていなかったところへ、キリスト教の影響で、タコについてマイナス・イメージばかりが入ってくる。それで、アングロ・サクソン系の人々のあいだには、タコを悪の象徴とする考え方が浸透していった。さらに十九世紀ごろになると、大ダコが船を襲って転覆させ、人間を食べてしまうといった伝説が語られるようになり、タコは、怪物的なイメージで恐れられるようになっていった。それで、欧米人、とくにアングロ・サクソン系の人々は、タコを食べないのである。

東海岸の知られざる隠れ家ホテル

アメリカの東海岸は実は知られざるリゾートの宝庫だ。ニューヨークでも、車と人で混雑するマンハッタンから一歩出ると、大西洋に面したロングアイランド島に静かな海辺のリゾートが点在しているし、豊かに流れるハドソン川沿いに道を遡っていっても、美しい渓谷が見られる。北のボストンも、マサチューセッツ湾に臨むケープゴッドなどの素晴らしい岬があるし、内陸部にはエマソン、ホーソン、オルコット、ヘンリー・ソローといった自然を愛した作家たちが住んだコンコードという町もある。ニューイングランドと呼ばれるこの一帯は、深い森と緑に囲まれた静かな隠れ家ホテルが沢山あるところだ。またワシントンDCやフィラデルフィア近郊の海や山にも、いいリゾートがあり、大都市を訪れたついでに少し足を延ばすと、東海岸の持つ自然の奥深さが分かることだろう。

郡山はもともと城下町ではなかった

郡山はもともと城下町ではなかったが、福島県を東西に結ぶ幹線と南北に走る国道や鉄道が交差し、県の中心都市として最適の位置にある。実際に、福島県議会では何度にもわたって県庁移転決議をしたのだが、相馬地方から不便なことと、県庁の移転に消極的な内務省の意向もあって実現しなかった。新幹線の郡山駅を降りると、「経済県都」という看板がみえるが、いわば「分都」のような形である。市の東部には阿武隈高原が拡がるが首都機能移転の有力候補のひとつである。この郡山といわき市は全国でも最大級の面積をもっている。これは、昭和三十七年に新産業都市に指定されるときにそれぞれ大規模な市町村合併をしたからで両市の発展に寄与している。とくに、いわき市は平、磐城、内郷、勿来、常磐の五市を含む一四市町村が合併した。いままた、市町村合併を進めろという議論が盛んになっているが、そのモデルとして貴重な存在である。